Power Automate Desktop Excelブックの特定セルまで移動する
Excelブックが大きくなるとスクロールの移動が大変になります。
その手間を省略するフローです。
目次
フローの全体像
指定セルに移動
値のある最終行・列のセルに移動
Robin言語
Power Automate Desktopにコピー&ペーストして利用可能です。
指定セルに移動
Excel.LaunchExcel.LaunchAndOpenUnderExistingProcess Path: $'''C:\\Test\\Src.xlsx''' Visible: True ReadOnly: False Instance=> ExcelInstance
Excel.SetActiveWorksheet.ActivateWorksheetByName Instance: ExcelInstance Name: $'''Sheet1'''
Excel.ActivateCellInExcel.ActivateCell Instance: ExcelInstance Column: 5 Row: 5
値のある最終行・列のセルに移動
Excel.LaunchExcel.LaunchAndOpenUnderExistingProcess Path: $'''C:\\Test\\Src.xlsx''' Visible: True ReadOnly: False Instance=> ExcelInstance
Excel.SetActiveWorksheet.ActivateWorksheetByName Instance: ExcelInstance Name: $'''Sheet1'''
Excel.GetFirstFreeColumnRow Instance: ExcelInstance FirstFreeColumn=> FirstFreeColumn FirstFreeRow=> FirstFreeRow
Excel.ActivateCellInExcel.ActivateCell Instance: ExcelInstance Column: FirstFreeColumn - 1 Row: FirstFreeRow - 1
手順
「Excelの起動」で対象のブックを開き、
「アクティブなExcelワークシートの設定」で対象のシートを指定します。
項目 | 設定値 |
---|---|
Excel の起動 | 次のドキュメントを開く |
ドキュメント パス | 操作対象のExcelブック |
項目名 | 設定値 | 備考 |
---|---|---|
Excel インスタンス | %ExcelInstance% | 「Excel の起動」の生成された変数 |
次と共にワークシートをアクティブ化 | 名前 | |
ワークシート名 | 移動先のシート名 |
次に「Excel ワークシート内のセルをアクティブ化」を設置します。
項目名 | 設定値 | 備考 |
---|---|---|
Excel インスタンス | %ExcelInstance% | 「Excel の起動」の生成された変数 |
アクティブ化 | 絶対位置で指定したセル | |
列・行 | 移動先の行数・列数 | 変数で指定することが多いと思われます。 |
このフローを実行すると指定したセルに移動します。
値のある最終行・列のセルに移動
利用している最終列・行に移動する場合は、
「Excel ワークシートから最初の空の列や行を取得」を設置します。
Excelのフィルターで非表示になっていると最終行にならない場合があるため、
対象のフィルターは解除しておく必要があります。
項目名 | 設定値 | 備考 |
---|---|---|
Excel インスタンス | %ExcelInstance% | 「Excel の起動」の生成された変数 |
項目名 | 設定値 | 備考 |
---|---|---|
列 | %FirstFreeColumn - 1% | 「Excel ワークシートから最初の空の列や行を取得」の生成された変数 - 1 |
行 | %FirstFreeRow - 1% | 「Excel ワークシートから最初の空の列や行を取得」の生成された変数 - 1 |
このフローを実行すると利用している最終列・行に移動に移動します。
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