Excel セルの相対参照と絶対参照の違いと使い方
セル参照(数式や関数にセルを指定すること)には
相対参照と絶対参照($)の二つの方法があります。
二つのセル参照方法
相対参照
セル参照のある数式にオートフィルやコピー&ペーストを行うと、セル参照の位置が一つずつズレて行きます。
これが相対参照で、通常のセル指定では相対参照になります。
絶対参照
セル参照のある数式をオートフィルやコピー&ペーストしても、セル参照の位置を変えない指定方法です。
これにより数式のオートフィルやコピーの結果を固定することが可能です。
絶対参照は、変えたくない参照の前に$を付けることで設定します。
行のみ、列のみ、行列両方のそれぞれの形で設定が可能です。
行のみ、もしくは列のみに$を付けると複合参照とも呼びます。
キーボード入力で数式に$を入力するか、
数式バーの中のセル指定部分でF4キーを押下すると
行列両方→行のみ→列のみ→なしと切り替わります。
絶対参照の使用例
常にC2セルを手数料率として使いたいため列と行に$を指定しています。
参照の変わり方
黄色のセルから緑のセルにコピー&ペーストしたときの参照の変わり方です。
(実際はA1の文字だけでは変わりません。=を付けてセル参照とする必要があります)
スピル
Excel2019以降にスピルという機能が追加されました。
これにより絶対参照なしで効率的に数式が組めるケースが多々あります。
(詳細は別記事)
Excel完全マスター: 関数・テクニック・新機能を網羅した決定版ガイド
本書は、Excelの基礎から応用まで、包括的に学べるガイドブックです。当サイトの豊富な情報を、電子書籍向けに最適化し、読みやすく再構成しました。
【本書の特徴】
- 情報量:Word-A4サイズ換算で1,400ページ相当
- 基本操作から高度なテクニックまで、段階的に学習可能
- 140種類の関数を詳細に解説
- 109種類の実用的なテクニックと具体例を紹介
- 最新機能(XLOOKUP関数、LET関数、シートビュー、LAMBDA関数、スピル等)を徹底解説
【対象読者】
- Excel初心者からプロフェッショナルまで
- 体系的にExcelスキルを向上させたい方
- 業務効率化を目指すビジネスパーソン
- データ分析や可視化のスキルを磨きたい方
【本書の強み】
- 実務に即した例題と解説
- 視覚的な図表やスクリーンショットで理解を促進
- 最新のExcelバージョンに対応した内容
- 著者の長年の経験に基づく、実践的なTipsを多数収録
【更新とサポート】
- 常に最新の情報を反映するため、定期的に内容を更新
- 最新版の入手方法:Amazonカスタマーサポートへお問い合わせください
【入手方法】
- 買い切り:950円
- Kindle Unlimited:読み放題プランで利用可能
Excelマスターを目指す方、業務効率を劇的に向上させたい方に、自信を持っておすすめできる一冊です。この1冊で、Excelの可能性を最大限に引き出す力が身につきます。