Excel ピボットテーブルの内容を手動、または自動で更新する方法

2024年10月14日

ピボットテーブルは元データのセルを更新しても

その内容がピボットテーブルに自動では反映されません。

この記事ではピボットテーブルへの反映方法を紹介します。

GROUPBY関数やPIVOTBY関数で対応

2024年9月のアップデートで新たに追加されたGROUPBY関数PIVOTBY関数でピボットテーブルを使わずに、更新の問題を解消できる場合があります。

集計の軸が1つの場合はGROUPBY関数、2つの場合はやPIVOTBY関数を使用します。

GROUPBY関数PIVOTBY関数が使用できる場合は、ピボットテーブルよりもこちらを推奨します。

元データの更新を反映する手順

マウス操作で更新する

ピボットテーブルを右クリックしてメニューより「更新」を選択するか、

「分析」から「更新」を選択することで変更後の内容が反映されます。

ピボットテーブル更新の位置(赤枠)
ピボットテーブル更新の位置(赤枠)

ファイルを開く際に自動更新する

ピボットテーブルを右クリックして「ピボットテーブルオプション」を選択します。

ピボットテーブルの右クリックメニューのピボットテーブルオプション
ピボットテーブルの右クリックメニューのピボットテーブルオプション

「ファイルを開くときにデータを更新する」をチェックをすれば自動更新が掛かります。

ピボットテーブルオプションの「ファイルを開くときにデータを更新する」の位置(赤枠)
ピボットテーブルオプションの「ファイルを開くときにデータを更新する」の位置(赤枠)

ただしこの設定で自動更新されるのは、そのファイルを開く瞬間のみです。

その頻度での更新では困る場合はマクロが必要です。

マクロを利用して自動更新する

こちらの記事で方法とマクロのコードを紹介していますので

マクロ・VBAを使用してでも随時更新をしたい場合は、ご利用ください。

元データの範囲を変更したい場合の対処方法

元データの末尾に追加した場合、データ範囲に含まれずにデータ更新をしても反映されません。

セル範囲名を指定していると何もする必要がありませんが、

セルアドレスで指定していると、もう1手順必要です。

元データ側で対応

末尾に追加しない

末尾行の手前で行追加をするのが一番単純な手段です。

テーブルに変換

元データをテーブルに変換すると範囲を自動調整してくれます。

元データを選択しホームより「テーブルの書式設定」をクリックし

任意のレイアウトを選択すれば完了です。

テーブルの書式設定の位置(赤枠)
テーブルの書式設定の位置(赤枠)

ピボットテーブル側で対応

ピボットテーブルのデータ範囲を変更する必要があります。

それには「分析」メニューより「データソースの変更」を選択します。

「データソースの変更」の位置(赤枠)
「データソースの変更」の位置(赤枠)

テーブル/範囲を調整すれば完了です。

行まで指定している場合は列指定にしてピボットテーブル側で

データ範囲の変更が今後不要になるため空白を除外すると手間が少なくなります。

ピボットテーブルの「データソースの変更」よりセル範囲を調整するキャプチャ

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関連項目

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