Excel 文字列が何個含まれているかを調べる方法

2022年9月22日

ExcelにはFIND関数のように特定の文字列が含まれているかを調べる関数はありますが

何個含まれているかを調べる関数はありません。

この記事では関数を組み合わせて実現する方法を紹介します。

手順

新バージョン(TEXTSPLIT関数が利用可能な場合)

COLUMNS関数と、

2022年9月にMicrosoft365(Office365)の追加されたTEXTSPLIT関数を利用すると実現可能です。

この数式で<文字列>中に<対象>が何個、含まれるかを算出します。

=COLUMNS( TEXTSPLIT(<文字列>,<対象>) ) - 1

旧バージョン(TEXTSPLIT関数が利用できない場合)

ISERROR関数LEN関数SUBSTITUTE関数を使用します。

=IFERROR((LEN(<文字列>)-LEN(SUBSTITUTE(<文字列>,<対象>,"")))/LEN(<対象>),0)

この数式で<文字列>中に<対象>が何個、含まれるかを算出します。

該当数を取得する数式の結果

「朗」は4回、「山田」は2回、「次郎」は3回、「山本」は1度も登場しません。

数式の詳細説明

式を分解するとこのようになります。

サンプル中の列数式説明
MLEN(<文字列>)<文字列>の文字数
NSUBSTITUTE(<文字列>,<対象>,"")<文字列>から<対象>を削除した文字数
OLEN()②の文字数
P①-③<文字列>から<対象>
削除前後の文字数の差。
<文字列>中に<対象>があるだけ
文字数に差が出ます。
<対象>が1文字であれば
この時点で個数になっています。
QLEN(<対象>)<対象>の文字数
R④÷⑤④は<対象>の文字数×該当数なので
<対象>の文字数を除算して
該当する個数のみにします。

該当する件数が0の場合は⑥の計算で#DIV/0!になるので、最後にIFERROR関数で0にします。

Excel完全マスター: 関数・テクニック・新機能を網羅した決定版ガイド

本書は、Excelの基礎から応用まで、包括的に学べるガイドブックです。当サイトの豊富な情報を、電子書籍向けに最適化し、読みやすく再構成しました。

【本書の特徴】

  • 情報量:Word-A4サイズ換算で1,400ページ相当
  • 基本操作から高度なテクニックまで、段階的に学習可能
  • 140種類の関数を詳細に解説
  • 109種類の実用的なテクニックと具体例を紹介
  • 最新機能(XLOOKUP関数、LET関数、シートビュー、LAMBDA関数、スピル等)を徹底解説

【対象読者】

  • Excel初心者からプロフェッショナルまで
  • 体系的にExcelスキルを向上させたい方
  • 業務効率化を目指すビジネスパーソン
  • データ分析や可視化のスキルを磨きたい方

【本書の強み】

  • 実務に即した例題と解説
  • 視覚的な図表やスクリーンショットで理解を促進
  • 最新のExcelバージョンに対応した内容
  • 著者の長年の経験に基づく、実践的なTipsを多数収録

【更新とサポート】

  • 常に最新の情報を反映するため、定期的に内容を更新
  • 最新版の入手方法:Amazonカスタマーサポートへお問い合わせください

【入手方法】

  • 買い切り:950円
  • Kindle Unlimited:読み放題プランで利用可能

Excelマスターを目指す方、業務効率を劇的に向上させたい方に、自信を持っておすすめできる一冊です。この1冊で、Excelの可能性を最大限に引き出す力が身につきます。

関連記事

FIND関数の使い方・活用方法の記事一覧