Power Automate 「添付ファイルの有無に関係なく Office 365 からメールを転送する」テンプレートの利用方法
Power Automateには多くのテンプレートが存在するため
これを探して流用すると効率的にPower Automateを利用できます。
「添付ファイルの有無に関係なく Office 365 からメールを転送する」は
Microsoft365のOutlookでメールを受信した際にメールを自動転送するテンプレートで、
他システムとの連携などOutlookの振り分けルールだけでは実現できない機能や
Power Automateで一括管理したい場合に有効な選択肢となります。
この記事では、このテンプレートの使い方を紹介します。
手順
Power Automateの画面の「テンプレート」から
「添付ファイルの有無に関係なく Office 365 からメールを転送する」を選択します。
かなり奥にあるため探すより検索する方が早いでしょう。
![Power Automateの画面の「テンプレート」から「添付ファイルの有無に関係なく Office 365 からメールを転送する」を選択](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2020/06/image-111.png)
下のような画面が表示されます。
フローの接続先は基本的にログインしているアカウントになります。
表示されているアカウントの内容で良ければ、そのまま「続行」をクリックします。
別アカウントのメールに切り替える必要がある場合は
「…」ボタンより「新しい接続先を追加」でログイン情報を入力する必要があります。
![「続行」をクリック](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2020/06/image-112.png)
ログイン情報を設定し「続行」をクリックしたら、
メール受信トリガーの「When a new email arrives」の
ピッカーをクリックして監視対象のフォルダーを選択します。
この対象はinboxか受信トレイとなることがが殆どでしょう。
![メール受信トリガーの「When a new email arrives」のピッカーをクリックして監視対象のフォルダーを選択](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2020/06/image-215.png)
次のステップの「Send an email」はメールを転送するステップです。
まずラベルをクリックして開き、宛先にメール送信先のメールアドレスを指定します。
outlookのアイコンの付いた青色の「件名」や「本文」は動的コンテンツです。
「件名」は受信メールの件名に、「本文」は受信メールの本文に変換されます。
初期状態では件名と本文がそのまま転送されます。
必要であれば件名や本文を適宜調整しましょう。
動的コンテンツの「件名」に任意の文字を追加するようなことも可能です。
(下の例では件名の前にFw_が付きます)
![「Send an email」の調整](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2020/06/image-114.png)
次のステップの「Mark as read」はメールを既読にするステップです。
メッセージIDに動的コンテンツの「メッセージID」を指定します。
既読にする必要がなければ、このステップを削除して構いません。
![](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2020/11/image-24.png)
次のステップの「Move email」はメールをフォルダ移動ステップです。
メッセージIDに動的コンテンツの「メッセージID」、フォルダーに移動先を指定します。
移動する必要がなければ、このステップを削除して構いません。
![「Move email」にメッセージIDに動的コンテンツの「メッセージID」を指定](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2020/06/image-118.png)
最後に「保存」をクリックすると変更が反映されます。
![「保存」をクリック](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2020/06/image-105.png)
この状態でOutlookのメールが受信されるたびに、そのメールが転送されます。
ただしクラウドサーバの待ち時間や連続受信の制御などが入るため
メール受信して即実行されるかは限りません。
もし動作状況が気になるなら実行履歴を確認します。
更に左上の「←」をクリックするとフロー名や詳細説明を更新可能です。
![左上の「←」をクリックするとフロー名や詳細説明を更新可能](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2020/06/image-119.png)
「編集」をクリックするとフロー名と説明を編集可能です。
どのような監視かを具体的にしたフロー名や説明を入れると良いでしょう。
![](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2020/06/image-120.png)
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