Power Automate 「メールを移動する(Office 365 Outlook)」アクション

2023年10月19日

English version.

「メールを移動する(Office 365 Outlook)」は

メールを指定ディレクトリに移動するアクションです。

この記事では、その使い方を紹介します。

利用方法

フローにステップを追加する際に「Office 365 Outlook」コネクタを選択します。

「Office 365 Outlook」コネクタ

「アクション」より「メールを移動する」を選択します。

「アクション」より「メールを移動する」を選択

「メールを移動する」ステップが追加されるのでパラメーターを設定します。

Outlook全般に該当しますが、メールアドレスはENTERキーで確定させて

下のような状態にしないと指定しても削除されてしまいます。

Outlookのメールアドレス指定例

(一部、そうでないアクションも存在します)

最低限、メッセージIDとフォルダーを指定して保存し、フローを起動すれば

メッセージIDに対応するメールが指定フォルダーに移動されます。

パラメーター

メッセージID

移動するメールのIDを指定します。

メッセージ ID を動的コンテンツに持つトリガー。

メッセージ ID を動的コンテンツに持つアクション。

フォルダー

移動先のメールフォルダーを指定します。

動的なコンテンツ

その後のステップで利用可能な動的コンテンツは以下の通りです。

(多いので実用性の高いものを抜粋)

項目種類説明
メッセージ ID文字列メールの一意識別子。後続のアクションで使用
開封済みまたは未読としてマークする
メールを移動する
メールにフラグを設定
メールに返信する
メールの転送
メールのエクスポート
差出人文字列差出人のメールアドレス
宛先文字列Toのメールアドレス
CC文字列CCのメールアドレス
BCC文字列BCCのメールアドレス
件名文字列メールの件名
本文文字列メールの本文。保存方法
重要度文字列メールの重要度
添付ファイル 名前文字列添付ファイルのファイル名
添付ファイル コンテンツバイナリ添付ファイルの内容。保存方法
HTMLブールHTMLメールか否か

利用例

「添付ファイルの有無に関係なく Office 365 からメールを転送する」テンプレートの利用方法

Power Automateを効率的に習得したい方へ

当サイトの情報を電子書籍用に読み易く整理したコンテンツを

買い切り950円またはKindle Unlimited (読み放題) で提供中です。

Word-A4サイズ:1500ページの情報量で

(実際のページ数はデバイスで変わります)

基本的な使い方から各トリガー/アクションの詳細な使い方、

頻出テクニック、実用例を紹介。(目次

体系的に学びたい方は是非ご検討ください。

アップデートなどの更新事項があれば随時反映しています。(更新履歴

なお購入後に最新版をダウンロードするには

Amazonへの問い合わせが必要です。

関連記事