Power Automate 「メールを移動する(Office 365 Outlook)」アクション
「メールを移動する(Office 365 Outlook)」は
メールを指定ディレクトリに移動するアクションです。
この記事では、その使い方を紹介します。
利用方法
フローにステップを追加する際に「Office 365 Outlook」コネクタを選択します。
![「Office 365 Outlook」コネクタ](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2020/06/image-123.png)
「アクション」より「メールを移動する」を選択します。
![「アクション」より「メールを移動する」を選択](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2020/06/image-158.png)
「メールを移動する」ステップが追加されるのでパラメーターを設定します。
![](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2020/06/image-159.png)
Outlook全般に該当しますが、メールアドレスはENTERキーで確定させて
下のような状態にしないと指定しても削除されてしまいます。
![Outlookのメールアドレス指定例](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2020/08/image-174.png)
(一部、そうでないアクションも存在します)
最低限、メッセージIDとフォルダーを指定して保存し、フローを起動すれば
メッセージIDに対応するメールが指定フォルダーに移動されます。
パラメーター
メッセージID
移動するメールのIDを指定します。
メッセージ ID を動的コンテンツに持つトリガー。
メッセージ ID を動的コンテンツに持つアクション。
![](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2023/10/image-75.png)
フォルダー
移動先のメールフォルダーを指定します。
![](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2023/10/image-76.png)
動的なコンテンツ
その後のステップで利用可能な動的コンテンツは以下の通りです。
(多いので実用性の高いものを抜粋)
項目 | 種類 | 説明 |
---|---|---|
メッセージ ID | 文字列 | メールの一意識別子。後続のアクションで使用 開封済みまたは未読としてマークする メールを移動する メールにフラグを設定 メールに返信する メールの転送 メールのエクスポート |
差出人 | 文字列 | 差出人のメールアドレス |
宛先 | 文字列 | Toのメールアドレス |
CC | 文字列 | CCのメールアドレス |
BCC | 文字列 | BCCのメールアドレス |
件名 | 文字列 | メールの件名 |
本文 | 文字列 | メールの本文。保存方法 |
重要度 | 文字列 | メールの重要度 |
添付ファイル 名前 | 文字列 | 添付ファイルのファイル名 |
添付ファイル コンテンツ | バイナリ | 添付ファイルの内容。保存方法 |
HTML | ブール | HTMLメールか否か |
利用例
「添付ファイルの有無に関係なく Office 365 からメールを転送する」テンプレートの利用方法
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