Power Automate 「ファイル コンテンツの取得(OneDrive For Business)」アクション

2023年10月23日

English version.

「ファイル コンテンツの取得(OneDrive For Business)」は

OneDriveの任意のファイルの内容(コンテンツ)を取得するアクションです。

この記事では、その使い方を紹介します。

利用方法

フローにステップを追加する際に「OneDrive For Business」コネクタを選択します。

「アクション」より「ファイル コンテンツの取得」を選択します。

「ファイル コンテンツの取得」ステップが追加されるのでパラメーターを設定します。

ファイルは必須項目でOneDrive上の一意のIDを指定しますが、それには複数の方法があります。

アクション・トリガー種類動的なコンテンツ
右のディレクトリアイコンのピッカーでファイルを選択--
フォルダー内のファイルのリストアクションID
パスによるファイル メタデータの取得アクションID
パスを使用したファイルのコピーアクションID
パスを使用したファイルの移動または名前変更アクションID
URL からのファイルのアップロードアクションID
ファイルが作成されたとき(プロパティのみ)トリガーファイル識別子
ファイルが変更されたとき(プロパティのみ)トリガーファイル識別子

ピッカーで指定した場合はファイルパスに見えますが、表示だけで中身はIDです。

指定ファイルを削除してから、同名ファイルを作成しても別として扱われてしまいます。

(ファイルが存在しないエラーとなるので、フロー上で再指定が必要)

その後のステップで指定ファイルの内容を動的なコンテンツ「ファイルコンテンツ」として

メールの添付ファイルやファイル作成などに利用します。

添付ファイルに利用する例

ファイル名は動的なコンテンツから取得できないので、下の何れかの方法で指定します。

アクション・トリガー種類動的なコンテンツ
キー入力で固定指定--
ファイルが作成されたとき(プロパティのみ)トリガー名前
ファイルが変更されたとき(プロパティのみ)トリガー名前
フォルダー内のファイルのリスト(OneDrive)アクション名前
パスによるファイル メタデータの取得(OneDrive)アクション名前
パスを使用したファイルのコピー(OneDrive)アクション名前
パスを使用したファイルの移動または名前変更(OneDrive)アクション名前
URL からのファイルのアップロード(OneDrive)アクション名前
フォルダー内のファイルのリスト(GoogleDrive)アクションName
IDによるファイル メタデータの取得(GoogleDrive)アクションName
パスによるファイル メタデータの取得(GoogleDrive)アクションName
ファイル名を取得する方法一覧

「パスによるファイル コンテンツの取得」との使い分け

パスによるファイル コンテンツの取得」と役割が似ていますが、下記の点が異なります。

相違点ファイル コンテンツの取得パスによるファイル コンテンツの取得
取得元の指定方法ファイルのIDファイルパス
適切な場面他のアクションで取得した動的なコンテンツで取得元を指定する場合固定のファイルを取得元に指定する場合

利用例

Power Automate 「OneDrive for Business ファイルが更新されたときにメールを受け取る」テンプレートの利用方法

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