Power Automate 「ファイルの変換(OneDrive For Business)」アクション
OneDriveのファイルを別の形式に変換するアクションです。(Excel→PDFなど)
利用方法
フローにステップを追加する際に「OneDrive For Business」コネクタを選択します。
「アクション」より「ファイルの変換」を選択します。
「ファイルの変換」ステップが追加されるのでパラメーターを設定します。
ファイルには変換元のファイルをIDで指定します。方法は以下の何れかです。
アクション・トリガー | 種類 | 動的なコンテンツ |
---|---|---|
右のディレクトリアイコンのピッカーでファイルを選択 | - | - |
フォルダー内のファイルのリスト | アクション | ID |
パスによるファイル メタデータの取得 | アクション | ID |
パスを使用したファイルのコピー | アクション | ID |
パスを使用したファイルの移動または名前変更 | アクション | ID |
URL からのファイルのアップロード | アクション | ID |
ファイルが作成されたとき(プロパティのみ) | トリガー | ファイル識別子 |
ファイルが変更されたとき(プロパティのみ) | トリガー | ファイル識別子 |
ピッカーで指定した場合はファイルパスに見えますが、表示だけで中身はIDです。
指定ファイルを削除してから、同名ファイルを作成しても別として扱われてしまいます。
(ファイルが存在しないエラーとなるので、フロー上で再指定が必要)
「パスによるファイルの変換」アクションの場合は削除後でも同じファイルと扱います。
ターゲットの種類は変換後の形式です。このようなパターンで変換可能です。
代表的な例を抜粋するとこのようになります。
主に見た目をそのままに別のファイル形式で表現するような変換になります。
ターゲットの種類(変換後) | 変換前 |
---|---|
・HTMLファイル ・DOCファイル ・Excelファイル ・パワーポイントファイル | |
HTML | ・Eメールのメッセージファイル |
JPG | ・HTMLファイル ・テキストファイル ・パワーポイントファイル |
このアクションではファイル変換だけ行われますが、結果が保存されません。
よって「ファイルの作成」アクションで保存する必要があります。
ファイル名に動的なコンテンツの「ファイル名」、
ファイルコンテンツに動的なコンテンツの「ファイル コンテンツ」を指定すれば
変換後のファイルが保存されます。
動的なコンテンツ
後続のステップで使用する代表的な項目は以下の通りです。
項目 | 変数の種類 | 内容 |
---|---|---|
ファイルコンテンツ | バイナリ | 変換後のファイルの内容 |
ファイル名 | 文字列 | 変換後のファイル名(変換元のファイル名の拡張子を変えたもの) |
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