Excel URLパラメータを削除、またはURLパラメータのみにする数式
この記事ではURLパラメータ(GETパラメータ)を削除、
またはパラメータのみにする数式を紹介します。
手順(数式の説明)
FIND、LEFT、RIGHTを利用
サンプルとしてA2セルのURLを対象とします。
日本語がURLエンコードされている場合、
必要に応じて変換ツールでデコードしておきましょう。

動作 | 数式 |
---|---|
パラメータを削除 | =LEFT(A2,FIND("?",A2)-1) |
パラメータのみ残す | =RIGHT(A2,LEN(A2)-FIND("?",A2)) |
FIND関数でパラメータの始まりである?の位置を探し、
それを元にLEFT関数(パラメータを削除する場合)か
RIGHT関数(パラメータのみを残す場合)を利用しています。
この場合は、末尾からの文字数のためLEN関数で
URL全体の文字数から?の左からの位置を引きます。
TEXTBEFOREとTEXTAFTERを利用
2022年9月のアップデートで追加されたTEXTBEFOREとTEXTAFTERを利用すると
より簡潔な数式で実現可能です。
動作 | 数式 |
---|---|
パラメータを削除 | =TEXTBEFORE(A2,"?") |
パラメータのみ残す | =TEXTAFTER(A2,"?") |
個々のパラメータの値を抽出したい場合
個々のパラメータ(サンプルではutm_source、utm_medium、utm_campaign)毎の値を
抽出したい場合はこちらの数式になります。

数式の改善例(LET関数が使える場合)
この数式の場合、改善幅が小さいのでLET関数の参考例程度ですが、
A2セルの指定が多いので、数式(セル参照先)変更の手間は改善されます。
動作 | 数式 |
---|---|
パラメータを削除 | =LET( 対象セル,A2, LEFT(対象セル,FIND("?",対象セル)-1) ) |
パラメータのみ残す | =LET( 対象セル,A2, RIGHT(対象セル,LEN(対象セル)-FIND("?",対象セル)) ) |
LET関数でA2セル指定を対象セルという名前に置き換えています。
これによるA2セルを別のセルに変える場合、一か所で済みます。
(数式が複雑になるほど効果が大きいです)
TEXTBEFOREとTEXTAFTERを利用する場合は元々簡潔な数式のため、改善しません。
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