Excel 左・右より文字数を指定して文字列を切り出す(LEFT/MID/RIGHT関数)

2020年10月27日

LEFT/MID/RIGHTは文字列に対し、文字数や位置を指定して一部を切り出す関数です。

単独での用途は多くありませんが、他の文字列関数との組み合わせで多用します。

この記事では、その仕様と使い方を紹介します。

仕様

左(先頭)から切り出す(LEFT関数)

=LEFT(文字列,文字数)
引数省略時の値説明
文字列省略不可切り出す対象の文字列を指定。
文字数省略不可取り出す文字数を数値で指定。(文字数を超えた場合、末尾まで)
各引数の詳細

途中(指定の位置)から切り出す(MID関数)

=MID(文字列,開始位置,文字数)
引数省略時の値説明
文字列省略不可切り出す対象の文字列を指定。
開始位置省略不可切り出す文字の開始位置(先頭を1とした連番)を数値で指定。
文字数省略不可取り出す文字数を数値で指定。(文字数を超えた場合、末尾まで)
各引数の詳細

右(末尾)から切り出す(RIGHT関数)

=RIGHT(文字列,文字数)
引数省略時の値説明
文字列省略不可切り出す対象の文字列を指定。
文字数省略不可取り出す文字数を数値で指定。(文字数を超えた場合、先頭まで)
各引数の詳細

使用例

それぞれ赤字の部分を切り出しています。

LEFT/MID/RIGHT関数の結果例
LEFT/MID/RIGHT関数の結果例

文字数ではなくバイト数を指定する同類の関数がありますが、

こちらの利用頻度は低いでしょう。

スピルを利用する方法とメリット

Office365やExcel2019以降ではスピルという形式で記述可能です。

これは複数セルに数式をコピーする場合に便利な機能です。

スピルの利用には何れかの引数を複数セルの範囲で指定します。

例示はLEFT関数ですが、他の関数も同様です。

両方を範囲にしていますが、片方だけが範囲指定でも正常に動作します。

スピルでLEFT関数を記述する例(C3セル)
スピルでLEFT関数を記述する例(C3セル)

数式を入力するのは最初の一つのセルですが、

引数で指定した高さ分、数式がセルのコピーなしで自動拡大されます。

C3に指定したLEFT関数がC5まで自動拡大
C3に指定したLEFT関数がC5まで自動拡大

スピルを利用することで今回の例では、

C3セルに入力するだけでよいため(C4以降にコピーペーストが不要)

以下のメリットがあります。

  • 入力の手間が少ない(数式のセルが多いほど効果が大きい)
  • 数式を編集した時、コピー忘れのリスクがない(最初のセルを更新すると全セルに反映)
  • 絶対参照が不要
  • 途中に行を追加した場合、数式のコピー&ペーストが不要。行削除でも壊れにくい。

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