Power Automate 「ファイルが作成されたとき(プロパティのみ)(SharePoint)」トリガー

2023年12月1日

English version.

「ファイルが作成されたとき(プロパティのみ)(SharePoint)」トリガーは、

SharePointドキュメント上の指定フォルダーにファイル・フォルダーが

新規作成された際に起動するトリガーです。

SharePointドキュメントはグループでのファイル共有で多用されるため、

OneDriveより利用頻度が高いかもしれません。

このトリガーは新規作成されたファイル・フォルダーのメタデータ(付加情報)を取得します。

また指定フォルダーのサブフォルダーも検知対象とします。

以下も検知対象となります。

利用方法

「作成」より「自動化されたクラウド フロー」を選択します。

「フロー名」に任意の名前を指定し、「ファイルが作成されたとき(プロパティのみ)」を選択します。

ここで利用するトリガーを指定すると「作成」の色が変わるのでクリックします。

フローの作成画面に移動し「ファイルが作成されたとき(プロパティのみ)」ステップが

追加されるのでパラメーターを設定します。

項目必須説明
サイトのアドレス検知したいフォルダーのあるSharePointのグループを指定します
ライブラリ名共有ファイルの場合、ドキュメントを選択します。
フォルダー検知対象のフォルダーを指定します。
多くの場合、Shared Documentsの中に共有ファイルを格納するため、
Shared Documents以下を選択します。

ピッカーで指定した場合はフォルダーパスに見えますが、表示だけで中身はIDです。
指定フォルダーを削除してから、同名フォルダーを作成しても別として扱われてしまいます。

このトリガーはサブフォルダーへのアクションも検知します。

またフォルダーが作成された場合も検知します。

動的なコンテンツ

後続のステップで使用する代表的な項目は以下の通りです。

項目変数の種類内容
ID整数ファイル識別子
名前文字列ファイル名(拡張子無し)
拡張子付きのファイル名文字列ファイル・フォルダー名
フォルダーのパス文字列所属フォルダーのパス
完全パス文字列フォルダーのパス+拡張子付きのファイル名
フォルダーであるブール・True … フォルダー
・False … ファイル
登録日時文字列日時ファイル・フォルダーの登録日時。
協定世界時のため日本の時刻への調整が必要です。
登録者 Email文字列ファイル・フォルダー作成者のEmail。
登録者 DisplayName文字列ファイル・フォルダー作成者の表示名。
更新日時文字列日時ファイル・フォルダーの更新日時。
協定世界時のため日本の時刻への調整が必要です。
更新者 Email文字列ファイル・フォルダー更新者のEmail。
更新者 DisplayName文字列ファイル・フォルダー更新者の表示名。
サムネイル Small文字列サムネイル(小サイズ)のURL
サムネイル Medium文字列サムネイル(中サイズ)のURL
サムネイル Large文字列サムネイル(大サイズ)のURL
アイテムへのリンク文字列ファイル・フォルダーのURL

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