Power Automate Desktop 文字列の半角・全角を変換する方法
Power Automate Desktopで文字列の半角・全角を変換する方法を紹介します。
手順
Power Automate Desktopだけでは手間がかかるためExcelシートを活用します。
変換する文字列を用意します。
変数名は任意ですが、今回の例では%Str%としています。
「Excelの起動」を設置して「空のドキュメントを使用」で空ブックを作ります。
「Excel ワークシートに書き込み」を1つ設置します。
項目 | 設定値 |
---|---|
書き込む値 | %Str% |
書き込みモード | 指定したセル上 |
列 | 1 |
行 | 1 |
半角に変換
「Excel ワークシートに書き込み」を1つ設置します。
書き込む値はExcelで文字列を半角に変換するASC関数の数式です。
項目 | 設定値 |
---|---|
書き込む値 | =ASC(A1) |
書き込みモード | 指定したセル上 |
列 | 1 |
行 | 2 |
この数式の結果を「Excel ワークシートから読み取り」で取得すると
半角に変換した文字列を変数に取り込むことができます。
項目 | 設定値 |
---|---|
取得 | 単一セルの値 |
先頭列 | 1 |
先頭行 | 2 |
全角に変換
「Excel ワークシートに書き込み」を1つ設置します。
書き込む値はExcelで文字列を全角に変換するJIS関数の数式です。
指定はDBCS関数ですが、実行するとJIS関数に変換されます。
( JIS関数 で実施すると@が付いて#Nameエラー)
項目 | 設定値 |
---|---|
書き込む値 | =DBCS(A1) |
書き込みモード | 指定したセル上 |
列 | 1 |
行 | 3 |
この数式の結果を「Excel ワークシートから読み取り」で取得すると
全角に変換した文字列を変数に取り込むことができます。
項目 | 設定値 |
---|---|
取得 | 単一セルの値 |
先頭列 | 1 |
先頭行 | 3 |
最後にExcelを終了
最後に「Excelを閉じる」でブックを閉じます。保存の必要は基本的にありません。
このフローを実行すると「Excel ワークシートから読み取り」の
生成された変数(初期設定では変数名ExcelData)の中に
全角文字列(FullStr)・半角文字列(HalfStr)が格納されます。
例として AB12 (赤字は全角)を対象に実行すると次のような結果になります。
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