Power Automate Desktop Excelブックの複数行または複数列を削除する方法

2023年3月6日

English version.

Excelブックの複数行または複数列を削除する方法を紹介します。

「1行ずつ削除」する方法と「一括で削除」する方法があります。

一括で削除する場合は高速ですが、キー操作が入るため

ユーザのマウスやキー操作で失敗する可能性があります。

1行づつする削除する場合は時間がかかりますが、

キー操作が入らず安定します。またフローも分かりやすいです。

試してみて、実行時間が問題なければ1行ずつ削除、

遅すぎるようであれば、一括で削除するのがよいでしょう。

手順

1行ずつ削除

Excelの起動」で対象のブックを開きます。

そして「変数の設定」で削除する開始の行数または列数を持った変数を作成します。

もしブック中にシートが複数ある場合は、「アクティブなExcelワークシートの設定」で

削除対象データがあるシートをアクティブにすておきます。

次に「Loop」を設置して次のように設定します。

項目設定値
開始値削除開始の行数または列数(変数)
終了削除終了の行数または列数
増分1

次に「Loop」の中に「Excel ワークシートから行を削除」か

Excel ワークシートに列を削除」を設置します。

行の削除または列の削除には、削除開始の行数または列数(変数)を指定します。

最後は「Excelを閉じる」で保存します。

一括で削除

Excelの起動」で対象のブックを開きます。

もしブック中にシートが複数ある場合は、「アクティブなExcelワークシートの設定」で

削除対象データがあるシートをアクティブにしておきます。

そして「Excel ワークシート内のセルを選択」を設置して次のように設定します。

項目名設定値
先頭列1
先頭行削除する開始行
最終列16384
最終行削除する最終行
行を削除する場合
項目名設定値
先頭列削除する開始列
先頭行1
最終列削除する最終列
最終行1048576
列を削除する場合

次に「キーの送信」を設置しCTRLキーで修飾した-(マイナス)キーを指定します。

{LControlKey}({Subtract})

最後は「Excelを閉じる」で保存します。

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