Excel 数値コードに対応する文字を取得(CHAR関数)
文字として表示されているものもコンピュータの内部的には数値として扱われています。
CHAR関数は数値を指定し、対応する文字を取得する関数です。
(CODE関数とは逆の動きをします)
この記事では、その仕様と使い方を紹介します。
目次
仕様
=CHAR(数値)
引数 | 省略時の値 | 説明 |
---|---|---|
文字列 | 省略不可 | 対応する文字を取得する数値コードを指定。 |
使用例
数式と結果の例です。
単独で利用する機会は少ないですが、数式に特殊な文字を入れたい場合に使用します。
文字 | 数式 |
---|---|
セル内改行 | =CHAR(10) |
タブ(TAB)文字 | =CHAR(9) |
スピルを利用する方法とメリット
Office365やExcel2019以降ではスピルという形式で記述可能です。
これは複数セルに数式をコピーする場合に便利な機能です。
スピルの利用には引数を複数セルの範囲で指定します。
数式を入力するのは最初の一つのセルですが、
引数で指定した高さ分、数式がセルのコピーなしで自動拡大されます。
スピルを利用することで今回の例では、
C3セルに入力するだけでよいため(C4以降にコピーペーストが不要)
以下のメリットがあります。
- 入力の手間が少ない(数式のセルが多いほど効果が大きい)
- 数式を編集した時、コピー忘れのリスクがない(最初のセルを更新すると全セルに反映)
- 絶対参照が不要
- 途中に行を追加した場合、数式のコピー&ペーストが不要。行削除でも壊れにくい。
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