Excel ある文字数を超えたらセル色を変更して検知する方法

2021年11月6日

何かしらの文字数制限が存在する場合、それを超えたら自動検知できると便利です。

この記事では条件付き書式を使用して、機械的な検知を実現する方法を紹介します。

実現例

実現例。文字色が4文字を超えると黄色、12文字を超えると赤色に変更

文字数が4文字を超えると黄色、12文字を超えると赤色とします。

なお右の文字数列は記事の説明のための列であり必要なものではありません。

手順

文字数制限を行いたいセル範囲を選択します。

文字数制限を行いたいセル範囲を選択

「条件付き書式」の「新しいルール」を選択します。

「条件付き書式」の「新しいルール」を選択

「数式を使用して、書式設定するセルを決定」でルールを設定していきます。

セル条件の例

文字数の多い条件のルールから順番に設定していきます。

数式にはLEN関数INDIRECT関数ADDRESS関数

ROW関数、COLUMN関数を使用します。

順番は間違えても後から調整可能です。

またセル条件の最後の数字を調整すると文字数を

変更すると制限の文字数が変わります。

今回は2つの条件ですが、2つ以上に増やしても問題ありません。

条件数式
12文字越え(赤)=LEN(INDIRECT(ADDRESS(ROW(),COLUMN())))>12
4文字越え(黄)=LEN(INDIRECT(ADDRESS(ROW(),COLUMN())))>4
書式ルールの編集。12文字越え(赤)
書式ルールの編集。12文字越え(赤)
書式ルールの編集。4文字越え(黄)
書式ルールの編集。4文字越え(黄)

書式設定が適用されて文字数の多いセルの色が変わりました。

これで完成です。

書式設定が適用された結果

適用順番の変更

設定順を間違えるなどで変えたい場合は、

「条件付き書式」の「ルールの管理」から行います。

「条件付き書式」の「ルールの管理」

ルールの追加や変更、削除を行えます。

また右端の上下ボタン優先度順を変更可能です。

並びの上の方が優先度が高いです。

条件付き書式ルールの管理

Excel完全マスター: 関数・テクニック・新機能を網羅した決定版ガイド

本書は、Excelの基礎から応用まで、包括的に学べるガイドブックです。当サイトの豊富な情報を、電子書籍向けに最適化し、読みやすく再構成しました。

【本書の特徴】

  • 情報量:Word-A4サイズ換算で1,400ページ相当
  • 基本操作から高度なテクニックまで、段階的に学習可能
  • 140種類の関数を詳細に解説
  • 109種類の実用的なテクニックと具体例を紹介
  • 最新機能(XLOOKUP関数、LET関数、シートビュー、LAMBDA関数、スピル等)を徹底解説

【対象読者】

  • Excel初心者からプロフェッショナルまで
  • 体系的にExcelスキルを向上させたい方
  • 業務効率化を目指すビジネスパーソン
  • データ分析や可視化のスキルを磨きたい方

【本書の強み】

  • 実務に即した例題と解説
  • 視覚的な図表やスクリーンショットで理解を促進
  • 最新のExcelバージョンに対応した内容
  • 著者の長年の経験に基づく、実践的なTipsを多数収録

【更新とサポート】

  • 常に最新の情報を反映するため、定期的に内容を更新
  • 最新版の入手方法:Amazonカスタマーサポートへお問い合わせください

【入手方法】

  • 買い切り:950円
  • Kindle Unlimited:読み放題プランで利用可能

Excelマスターを目指す方、業務効率を劇的に向上させたい方に、自信を持っておすすめできる一冊です。この1冊で、Excelの可能性を最大限に引き出す力が身につきます。

関連記事

同様の機能を入力規則の「文字列(長さ指定)」で実現する場合

同じ列に重複データがある場合、セル色を変更して検知する方法

条件付き書式で自分自身(カレント)のセルを指定する方法

特定の単位の数値だけを入力を可能にする方法