Excel 姓と名(苗字と名前)を結合・分割する方法
苗字と名前が別のセルに格納されていて
それを一つのセルに結合する方法。
または逆に分割する方法を紹介します。
手順
結合
フラッシュフィル
新しい機能なので知られていませんが、
フラッシュフィルはこういうケースで便利な機能です。
C列とD列のセルの姓名をスペースで挟んだ文字列を入力します。(E3セル)
![C列とD列のセルの姓名をスペースを挟んで結合](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2019/08/image-196.png)
オートフィルで下にコピーした後、オートフィルオプションから
フラッシュフィルを選択します。
![オートフィルで下にコピーした後、トフィル オプションからフラッシュフィルを選択](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2019/08/image-198.png)
ルールを自動で読み取り、そのルールの元コピーされます。
![フラッシュフィルが適用された結果](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2019/08/image-199.png)
このフラッシュフィルはセルが2つより多くても同様に適用可能です。
![3つ以上のセルをフラッシュフィルで結合する例](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2019/08/image-200.png)
![3つ以上のセルをフラッシュフィルで結合する例(結果)](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2019/08/image-201.png)
関数(TEXTJOINとCONCAT)
スペースなどを挟まない場合はCONCAT関数が便利です。
結合する文字を範囲指定するだけで文字列結合が可能です。
=CONCAT(結合するセル範囲)
![CONCAT関数で結合する例(2セル)](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2019/08/image-202.png)
3つ以上の文字を結合する場合、CONCAT関数は特に便利です。
![CONCAT関数で結合する例(3セル)](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2019/08/image-205.png)
間にスペースなどを挟む場合はTEXTJOIN関数を使用します。
=TEXTJOIN(結合するセル範囲)
![TEXTJOIN関数で結合する例(2セル)](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2019/08/image-204.png)
3つ以上のセルでも問題なく適用可能です。
![TEXTJOIN関数で結合する例(3セル)](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2019/08/image-206.png)
文字列結合演算子
伝統的な方法ですが&演算子での結合を使います。
=性セル&名セル
![&演算子での結合](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2019/08/image-207.png)
間にスペースを入れる事も&演算子で可能です。
=性セル& " " &名セル
![&演算子での結合。スペースあり](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2019/08/image-208.png)
この&演算子では結合セル数が増えると
非常に大変になるため他の機能の方を推奨します。
分割
姓名が1セルに格納されている時に、それを分割する方法を紹介します。
前提として性と名がスペースなど統一の区切り文字で
分けられている必要があります。
フラッシュフィル
分割する場合でもフラッシュフィル可能です。
まず1行目に性と名を入力します。(C3とD3セル)
![1行目に性と名を入力](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2019/08/image-209.png)
結合した時と同様にオートフィルをします。
ただし複数のセルを同時にはフラッシュフィルが出来ません。
苗字の列と名前の列は別々にフラッシュフィルを実行しましょう。
![苗字の列をフラッシュフィル](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2019/08/image-210.png)
続いて名前の列も実施すれば完成です。
![名前の列をフラッシュフィル(2セル)](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2019/08/image-211.png)
分割対象が3つ以上でも同様の手順で可能です。
![名前の列をフラッシュフィル(3セル以上)](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2019/08/image-212.png)
データ:区切り文字
分割したい範囲をセル選択し「データ」より「区切り位置」を選択します。
![分割したい範囲をセル選択し「データ」より「区切り位置」を選択](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2019/08/image-213.png)
区切り位置指定ウィザードが表示されます。
「カンマやタブなど…」を選択し「次へ」ボタンを押下します。
![「カンマやタブなど…」を選択し「次へ」ボタンを押下](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2019/08/image-214.png)
区切り文字を「スペース」に選択し「完了」ボタンを押下します。
![区切り文字を「スペース」に選択し「完了」ボタンを押下](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2019/08/image-215.png)
スペース区切りでセル分割されます。
列数が多い場合、フラッシュフィルよりこちらの方が手間が少なくできます。
![区切り文字によるセル分割完了](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2019/08/image-216.png)
文字列操作関数
TEXTSPLIT関数を利用します。
![](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2022/09/image-65.png)
TEXTSPLIT関数は2022年9月に追加された新しい関数です。
これを利用できない環境では複雑な数式になります。
マクロ・VBA
詳細な方法はこちらになります。
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