Power Automate Desktop「Outlook メッセージに応答します」アクション

2023年7月16日

English version.

Outlookで受信しているメールに対して返信か転送を行うアクションです。

このアクションを利用するにはOutlookにメールアカウントの設定をしておく必要があります。

利用方法

「アクション」の「Outlook」より

「Outlook メッセージに応答します」をドラッグしますが、

このアクションには設置順があり、次の通りに設置します。

  1. Outlook を起動します
  2. Outlook からメール メッセージを取得します
  3. For each
  4. 「Outlook メッセージに応答します」
  5. Outlook を閉じる

このアクションは「Outlook からメール メッセージを取得します」の結果である

Outlook メール メッセージリスト(デフォルトの変数名はRetrievedEmails)を

For each」の「反復処理を行う値」に指定して繰り返します。

そして 「For each」 の中に「Outlook メッセージに応答します」を設置する形になります。

よって 「Outlook からメール メッセージを取得します」 の取得条件が保存するメールの条件になりますが、

Outlook メール メッセージのプロパティによっては、それだけでは判定が不可能な場合があるため、

その場合は「For each」の中に更に「IF」などを追加することになります。

パラメータ

Outlook インスタンス

 Outlook を起動します 」で生成された変数を指定します。

該当する変数が存在する場合、自動でプリセットされます。

アカウント

応答を行うOutlookアカウントをテキストで指定します。

設定にもよりますが、初期状態ではメールアドレスになることが多いです。

メールメッセージ

応答対象のOutlook メール メッセージを指定します。

基本的には「For each」で生成された変数(デフォルトの変数名:CurrentItem)を利用することになります。

応答アクション

応答の種類を選択します。

  • 返信
  • 全員に返信
  • 転送

転送の場合は追加で転送先のメールアドレスを指定します。

本文

応答メールの本文を指定します。

添付ファイル

応答メールに添付する対象を指定します。

この項目にはファイル/フォルダーをパスか、ファイル変数フォルダー変数で指定します。
フォルダーを指定した場合は、フォルダー内の全ファイルを添付します。

エラー発生時

必須ではありませんが、必要があればエラー処理を行います。

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