Power Automate Desktop 標準偏差を取得する方法
Power Automate Desktopで標準偏差を取得する方法を紹介します。
手順
Robin言語(コピー&ペースト用)
SET NumList TO [5, 10, 30, 100]
Excel.LaunchExcel.LaunchUnderExistingProcess Visible: False Instance=> ExcelInstance
SET RowCounter TO 1
LOOP FOREACH CurrentItem IN NumList
Excel.WriteToExcel.WriteCell Instance: ExcelInstance Value: CurrentItem Column: 1 Row: RowCounter
Variables.IncreaseVariable Value: RowCounter IncrementValue: 1
END
Excel.WriteToExcel.WriteCell Instance: ExcelInstance Value: '=STDEV.P(A1:A' + NumList.Count + ')' Column: 2 Row: 1
Excel.ReadFromExcel.ReadCell Instance: ExcelInstance StartColumn: 2 StartRow: 1 ReadAsText: False CellValue=> ExcelData
Excel.CloseExcel.Close Instance: ExcelInstance
フロー作成
Power Automate Desktopだけでは手間がかかるためExcelシートを活用します。
標準偏差を算出したい数値のリストを用意します。
「Excelの起動」を設置して「空のドキュメントを使用」で空ブックを作ります。
「変数の設定」を設置してRowCounterを作成し、初期値を1に設定します。
(反復処理を行う値にリスト変数を指定)
「For each」の中に「Excel ワークシートに書き込み」を1つ設置します。
項目 | 設定値 |
---|---|
書き込む値 | %CurrentItem% |
書き込みモード | 指定したセル上 |
列 | 1 |
行 | %RowCounter% |
続いて「For each」の中に「変数を大きくする」を設置してRowCounterを1ずつカウントアップします。
「For each」 の外に「Excel ワークシートに書き込み」を設置します。
書き込む値はExcelで標準偏差を取得するSTDEV.P関数の数式です。
(抜き取り検査の場合はSTDEV.S関数)
項目 | 設定値 |
---|---|
書き込む値 | %'=STDEV.P(A1:A' + NumList.Count + ')'% |
書き込みモード | 指定したセル上 |
列 | 2 |
行 | 1 |
この数式の結果を「Excel ワークシートから読み取り」で取得すると
標準偏差を変数に取り込むことができます。
項目 | 設定値 |
---|---|
取得 | 単一セルの値 |
先頭列 | 2 |
先頭行 | 1 |
最後に「Excelを閉じる」でブックを閉じます。保存の必要は基本的にありません。
このフローを実行すると「Excel ワークシートから読み取り」の
生成された変数(初期設定では変数名ExcelData)に標準偏差が格納されます。
例として%[5, 10, 30, 100]%を対象に実行すると次のような結果になります。
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