Excel 数値の合計を取得(SUM関数)

2024年3月28日

English version.

SUM関数は数値の合計を取得する関数です。

Excelの関数代表のような存在で最初に触れる人が多いと思われます。

仕様

=SUM(数値1~255)
引数省略時の値説明
数値1~255省略不可合計を求める数値を指定。
引数の詳細

使用例

多くの場合、引数に合計したいセル範囲を指定します。

指定したセル範囲にアルファベットなどの、数値でない値が混ざっている場合、

それらは無視して合計されます。

基本的な使用例。(アルファベット混入)

半角文字の数字や全角文字の数字も無視されます。

基本的な使用例。(文字の数字混入)

ただしエラーがセル範囲に含まれるとSUM関数もエラーとなります。

XLOOKUP(VLOOKUP)関数の結果などを計算に含める場合は注意が必要です。

エラー混入の例

スピル

セル範囲が前提の関数のため、そのままではスピルにはなりません。

スピルにするにはBYCOLBYROWを利用します。

=BYROW(A1:C3,LAMBDA(r,SUM(r)))
行方向のスピル
=BYCOL(A1:C3,LAMBDA(c,SUM(c)))
列方向のスピル

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