Power Automate 「新しいメールが届いたとき(Gmail)」トリガー

2023年9月21日

English version.

「新しいメールが届いたとき(Gmail)」トリガーは、

メールを受信した際に自動化したクラウド フローを起動するトリガーで、

受信メールの差出人やメール本文などが可能です。

この記事では、その使い方を紹介します。

利用方法

「作成」より「自動化したクラウド フロー」を選択します。

「作成」より「自動化したクラウド フロー」を選択

「フロー名」に任意の名前を指定し、「新しいメールが届いたとき(Gmail)」を選択します。

両方を指定すると「作成」の色が変わるのでクリックします。

「作成」をクリック

フローが表示されるので「新しいメールが届いたとき」の

詳細オプションをクリックしてフローを起動する条件を指定します。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-170.png

利用できるオプションは以下の通りです。

項目説明
ラベル対象とするラベルを指定
宛先対象とするToのメールアドレスを指定
差出人対象とする差出人のメールアドレスを指定
件名対象とする件名の一部を指定
重要度・All…すべて
・Important…重要のみ
・Normal…標準のみ
星付き・All…すべて
・Starred…星付きのみ
・Not Starred…星付き以外
添付ファイルあり添付ファイルがあるメールのみ対象とするかを指定
添付ファイルを含める添付ファイルの内容を、その後のステップで利用するかを指定

後続のステップでアクションを指定すればGmailを受信した際に特定の処理を行うようになります。

受信とトリガーの起動には長い時で5分ほど時間差があります。

動的なコンテンツ

その後のステップで利用可能な動的なコンテンツは以下の通りです。

(多いので実用性の高いものを抜粋)

項目種類説明
メッセージ ID文字列メールの一意識別子。後続のアクションで使用
差出人文字列差出人のメールアドレス
送信者の名前文字列差出人の表示名
宛先文字列Toのメールアドレス
CC文字列CCのメールアドレス
BCC文字列BCCのメールアドレス
件名文字列メールの件名
本文文字列メールの本文。保存方法
スニペット文字列メールの本文(抜粋)
受信日時文字列日時メールを受信した日時
推定サイズ整数メールの推定ファイルサイズ
重要度文字列メールの重要度
開封済みブール・TRUE…開封済み
・FALSE…未開封
添付ファイルありブール・TRUE…添付されている
・FALSE…添付されていない
添付ファイル 名前文字列(アレイ)添付ファイルのファイル名
添付ファイル コンテンツバイナリ(アレイ)添付ファイルの内容。保存方法
HTMLブール・TRUE…HTMLメール
・FALSE…テキストメール

Power Automateを効率的に習得したい方へ

当サイトの情報を電子書籍用に読み易く整理したコンテンツを

買い切り950円またはKindle Unlimited (読み放題) で提供中です。

Word-A4サイズ:1500ページの情報量で

(実際のページ数はデバイスで変わります)

基本的な使い方から各トリガー/アクションの詳細な使い方、

頻出テクニック、実用例を紹介。(目次

体系的に学びたい方は是非ご検討ください。

アップデートなどの更新事項があれば随時反映しています。(更新履歴

なお購入後に最新版をダウンロードするには

Amazonへの問い合わせが必要です。

関連記事

Power Automate 自動化したクラウド フローを作成

Power Automate トリガーの使い方の記事一覧

トリガーの利用例

Power Automate 「Gmail のメールを Google スプレッドシートに記録する」テンプレートの利用方法

Power Automate 「Gmail の添付ファイルを Google Drive に保存する」テンプレートの利用方法