Power Automate 「ファイルの作成(Google Drive)」アクション

2023年9月3日

English version.

「ファイルの作成(Google Drive)」は

Google Driveの任意のフォルダにファイルを作成するアクションです。

このアクションで対象とするファイルは

GoogleドキュメントのようなGoogle Drive特有のファイルでなく、

一般的なテキストファイル、画像ファイル、Officeファイルなど、

そのままダウンロード可能なファイル形式に限ります。

利用方法

フローにステップを追加する際に「Google Drive」コネクタを選択します。

「標準」の少し下の方にあります。

「Google Drive」コネクタを選択

「アクション」より「ファイルの作成」を選択します。

「アクション」より「ファイルの作成」を選択

「ファイルの作成」ステップが追加されるのでパラメーターを設定します。

オプション設定
項目必須説明
フォルダーのパス右のディレクトリアイコンのピッカーでファイルを選択。
パスに見えますが、表示だけで中身はIDです。
指定フォルダを削除してから、同名フォルダを作成しても別として扱われてしまいます。(再指定が必要)
ファイル名作成するファイル名を指定します。
ファイルコンテンツ作成するする内容を固定で文字列を指定するか、他の動的なコンテンツのファイルコンテンツを指定します。

全ての項目を指定して、フローを起動すれば指定フォルダにファイルが作成されます。

同名のファイルが既に存在する場合はエラーします。

その可能性がある場合は事前にチェックして削除するようにするか、

ファイル名に動的コンテンツのタイムスタンプを混ぜておきましょう。

ファイルのコンテンツは固定の内容を指定することも可能ですし、

他のアクションやトリガーのファイルコンテンツを指定することも可能です。

(その場合はファイルコピーのような動作)

固定の文字列の場合、"のような引用符無しで指定します。

ファイルコンテンツに固定値を指定

他のアクションで取得したファイルコンテンツを指定する場合は

「動的なコンテンツ」から該当のファイルコンテンツを指定します。

下の例ではメールの添付ファイルを保存します。

メールの添付ファイルを保存する例

例えば下記のようなアクションやトリガーからファイルコンテンツが取得できます。

アクション・トリガー種類動的なコンテンツ
新しいメールが届いたとき(Offce365 Outlook)トリガー添付ファイル コンテンツ
新しいメールが届いたとき(Gmail)トリガー添付ファイル コンテンツ
ファイルが作成されたとき(OneDrive For Business)トリガーファイル コンテンツ
ファイルが変更されたとき(OneDrive For Busiess)トリガーファイル コンテンツ
ファイル コンテンツの取得(OneDrive For Business)アクションファイル コンテンツ
パスによるファイル メタデータの取得(OneDrive For Business)アクションファイル コンテンツ
ファイルの変換(OneDrive For Business)アクションファイル コンテンツ
IDによるファイルコンテンツの取得(GoogleDrive)アクションファイル コンテンツ
パスによるファイルコンテンツの取得(GoogleDrive)アクションファイル コンテンツ
フォルダー内にファイルが作成されたとき(SharePoint)トリガーファイル コンテンツ
フォルダー内でファイルが作成または変更されたとき(SharePoint)トリガーファイル コンテンツ
ファイルコンテンツを取得する方法一覧

OneDriveやGoogleDriveなどサービスを跨いでも

ダウンロード可能なファイルであれば共通して利用可能です。

動的なコンテンツ

後続のステップで使用する代表的な項目は以下の通りです。

作成したファイルについての付加情報が取得可能です。

項目変数の種類内容
Id文字列ファイル・フォルダーの識別子。
Name文字列ファイル名・フォルダー名
Path文字列フルパス。
そのままでは使いづらいので文字列操作が必要な場合が多いです。
MediaType文字列ファイルのMINEタイプ
LastModifiedBy文字列最終更新者のユーザ名
LastModified文字列(日時)最終更新日時
Size整数ファイルのバイト数
Google Driveファイルのメタデータ一覧

取得できるのは付加情報のみです。

ファイルの内容であるファイルコンテンツが必要な場合はIdを利用して

IDによるファイルコンテンツの取得」アクションで取得します。

利用例

Power Automate 「OneDrive for Business ファイルを Google Drive ファイルへ」テンプレートの利用方法

Power Automate 「Gmail の添付ファイルを Google Drive に保存する」テンプレート

Power Automateを効率的に習得したい方へ

当サイトの情報を電子書籍用に読み易く整理したコンテンツを

買い切り950円またはKindle Unlimited (読み放題) で提供中です。

Word-A4サイズ:1500ページの情報量で

(実際のページ数はデバイスで変わります)

基本的な使い方から各トリガー/アクションの詳細な使い方、

頻出テクニック、実用例を紹介。(目次

体系的に学びたい方は是非ご検討ください。

アップデートなどの更新事項があれば随時反映しています。(更新履歴

なお購入後に最新版をダウンロードするには

Amazonへの問い合わせが必要です。

関連記事