Excel 複数の条件に一致するセルの件数を取得(COUNTIFS関数)

2020年5月15日

複数の条件に一致する件数を表示する関数です。

COUNTIF関数は条件と範囲が単一ですが、こちらは複数の条件と条件範囲です。

COUNTIFS関数の方が上位互換版であり

MIN関数MAX関数には複数指定のIFS版しかなく構造も同様です。

よってCOUNTIF関数よりCOUNTIFS関数の使用を推奨します。

またXLOOKUP関数(VLOOKUP関数)では一致する件数を出せませんが、

COUNTIFS関数であれば条件に該当する個数を出すことが可能です。

この記事ではCOUNTIFS関数の仕様と使い方を紹介します。

目次

仕様

=COUNTIFS(検索条件範囲1,検索条件1 …省略… 検索条件範囲127,検索条件127)
引数省略時の値説明
検索条件範囲1~1271のみ省略不可集計対象となるセル範囲を指定。
検索条件1~1271のみ省略不可集計対象に含める条件を指定。
各引数の詳細

使用例

例えば商品の中で特定のカテゴリであり、かつセール対象となっている

件数だけを取得するような、ケースに使用することが出来ます。

またセール対象且つ特定の単価以上の件数といった

大小比較が条件となる場合にも使用可能です。

集計元表

下記の表を参照するCOUNTIFS関数を例示します。

集計元表
集計元表

特定の文字列に一致する件数を取得する例

C列の種類に一致する、かつセール対象となっている件数を

集計元表から検索し取得する例です。

D列がCOUNTIFS関数を使った結果です。

 結果表
結果表

COUNTIFS関数に下記のようにセル指定します。

引数設定値
検索条件範囲1集計元表の種類のセル範囲(絶対参照)
検索条件1結果表の種類のセル(D16ではC16)
検索条件範囲2集計元表のセール対象のセル範囲(絶対参照)
検索条件2“●"
引数の設定例

検索条件範囲1~2はコピーで位置が変わっても参照先の一覧表は変わらないため、

コピーしても固定されるよう絶対参照で指定します。

今回は完全一致させていますが、ワイルドカードを用いて部分一致させることも可能です。

数値の閾値を設定して件数を取得する例

特定の単価以上で、かつセール対象である件数を取得する例です。

D列がCOUNTIFS関数を使った結果です。

結果表
結果表

検索条件に比較演算子を指定して特定数値以上や以下などの条件を設定することが可能です。

ここの例では1行目は単価200円以上のセール対象の件数、

2行目は単価300円以上のセール対象の件数を出しています。

なお比較演算子は"(ダブルコーテーション)で囲み、文字列として扱う必要があります。

&(アンパサンド)は文字列連結演算子です。

D21の「">="&C21」は結果として">=200″と処理されます。

スピルを利用する方法とメリット

Office365やExcel2019以降ではスピルという形式で記述可能です。

これは複数セルに数式をコピーする場合に便利な機能です。

スピルの利用には条件を複数セルの範囲で指定します。

スピルでCOUNTIFS関数を記述する例(E16セル)
スピルでCOUNTIFS関数を記述する例(E16セル)

数式を入力するのは最初の一つのセルですが、

引数2と4で指定した高さ分、数式がセルのコピーなしで自動拡大されます。

E16に指定したCOUNTIFS関数がE19まで自動拡大
E16に指定したCOUNTIFS関数がE19まで自動拡大

スピルを利用することで今回の例では、

E16セルに入力するだけでよいため(E17以降にコピーペーストが不要)

以下のメリットがあります。

  • 入力の手間が少ない(数式のセルが多いほど効果が大きい)
  • 数式を編集した時、コピー忘れのリスクがない(最初のセルを更新すると全セルに反映)
  • 絶対参照が不要
  • 途中に行を追加した場合、数式のコピー&ペーストが不要。行削除でも壊れにくい。

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